1:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/02(金) 03:54:41 ID:6QydQQZ2

※このssは、ハンジ「やさしさで出来ています」に出てくるフレーズを元に、エレンが奮闘するお話。

※読んだ方は、エレンが何をしたいのかが分かります。

※読んでない方は、エレン以外のキャラの気持ちが分かる…かもしれません。

※時期は、皆が所属兵団を決めた後〜壁外調査前位の時期と言う事でお願いします。



それでは、いきますね。





2:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/02(金) 03:55:47 ID:6QydQQZ2

─調査兵団本部─


エレン「ミカサー!アルミーン!」バタバタ!!

ミカサ「?!…エレン?!」バッ!!

アルミン「エレン?!どうしてここに?!」

エレン「リヴァイ兵長の用事で来たんだ!そしたらお前ら見かけて…」

ミカサ「…エレン…飛んで来てくれたのね」

アルミン「そうだったんだね!元気してた?」

エレン「ああ!元気元気!」

エレン「それにこの前はキャンプに行ってきた!」

ミカサ「…それは何?聞いていない」

エレン「今初めて言ったから当たり前だろ?」ン?

アルミン「ミカサ!出会えなかったんだから言えなかったのも仕方ないって!」ハワワ?!

ミカサ「成る程、それも、そうだ」ウン



3:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/02(金) 03:58:06 ID:6QydQQZ2

エレン「それでさ…キャンプに行った時から…お前らに会いたくて…」テレッ

ミカサ「……エレン…」

アルミン「一緒にキャンプしたくなったのかい?」フフッ

エレン「あ…あのさ……っ」モジモジ

アルミン「うん、なんだい?」

エレン「お、俺と……っ」キッ!!

ミカサ「………」ウンウン

エレン「俺とキャッキャウフフしてくれ!!!」クワッ!!

アルミカ「「………え??」」





4:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/02(金) 03:58:35 ID:6QydQQZ2

アルミン「…え、えっと…なんだい?」

エレン「キャッキャウフフだ」

アルミン「……キャッキャ…ウフフ…?」

エレン「そうだ」コクン

ミカサ「エレン、私は、それが何かを、知らない」

ミカサ「多分、アルミンも知らない、ように思う」

アルミン「そ、そうだね…」コクン

エレン「だよな、俺も知らなかったし」コクン





5:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/02(金) 03:59:21 ID:6QydQQZ2

エレン「百聞は一見に如かず…だな」

エレン「ミカサ、マフラー貸してくれないか?」

ミカサ「わかった、貸そう」シュルシュル ポン

エレン「ありがとうな」キャッチ

エレン「さて。」

エレン「あははー!こっちまでおいでー!」シュタタタ!!

アルミカ「「え??!!」」ギョッ?!!





6:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/02(金) 04:00:07 ID:6QydQQZ2

アルミン(な、なんだこれは…?!)チラッ

ミカサ「…………」アングリ

アルミン(ミ、ミカサが口を開けて固まっている…!)

エレン「何してんだよミカサ!」プンプン!!

ミカサ「…ハッ!な、何?エレン?!」アセッ

エレン「そこはな!」

エレン「『マフラー!マフラー返して下さいぃいい!!』」

エレン「って言いながら追いかけて来る所だろ!」 プンプン!!

アルミン「なんて…なんて無茶振りなんだエレン!」

ミカサ「そ、そうだったの…わかった、追いかけよう」コクン

アルミン「素直すぎるよミカサ!」





7:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/02(金) 04:01:30 ID:6QydQQZ2

ミカサ「マフラー…マフラー返しなさいー」

エレン「違う!マフラー!マフラー返して下さいぃいい!!だ!」

ミカサ「マフラー…マフラー…返して下さいぃ…いい」

エレン「良い感じだ!もっと力を込めて!」

ミカサ「マフラー!マフラー…返して下さいぃいい!」

エレン「いいぞミカサ!流石だ!」ガッツ!!

アルミン「なんなんだこれ…」ポカーン





8:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/02(金) 04:02:17 ID:6QydQQZ2

エレン「よし!じゃあもう一度逃げるから、追いかけて来いよ!」

ミカサ「わかった。今度は、しくじらない」コクン

エレン「あははー!こっちまでおいでー!」シュタタタ!!

ミカサ「マフラー!マフラー返して下さいぃいい!!」ドドドド!!

エレン(よし、これでアルミンの所に行けば…)シュタタ…

エレン「………お?」カクンッ

ミカサ「捕まえた」

エレン「何捕まえてるんだよミカサ!!」クワッ!

ミカサ「?!!」ビクッ?!





9:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/02(金) 04:02:49 ID:6QydQQZ2

ミカサ「エ、エレンが、追いかけろ、と…」オロオロ

エレン「あぁもう…捕まえなくても良かったのに…!」クッ!!

ミカサ「……ごめんなさい」シュン…

エレン「…いいや、この場面は飛ばす」シュルシュル

ミカサ「………ッ!」

エレン「マフラーありがとうな!…巻き方あってるか?」

ミカサ「……あ、あって、る///」コクン

アルミン(……びっくりしたけど…良い感じに終わりそうだね)ホッ

エレン「よし、じゃあ次だ!」

アルミン「次もあるの?!!」ガビーン!!





10:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/02(金) 04:03:48 ID:6QydQQZ2

エレン「ミカサ、押し合いっこしよう!」

ミカサ「わかった、やろう」コクン

エレン「いいか?全力でこいよ!」グッ

ミカサ「エレンがそう言うなら、全力で、いこう」グッ

エレン「アルミン、掛け声お願いしていいか?」

アルミン「あ、う、うん!わかった!」アセッ

エレン(これで俺がミカサを押し倒せばいいんだよな、うん!)キッ!!





11:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/02(金) 04:04:37 ID:6QydQQZ2

アルミン「いくよ、よーい…」

アルミン「………ドン!」

\ドシーーン!!/

エレン「ぐはっ!!」

ミカサ「?!!」

アルミン「瞬殺?!!」ヒイッ!!

エレン「い…っ、痛え…!」ゴホッ

アルミン(ミカサが全力全身で倒れかかってたんだもん…痛いよね…)ハラハラ

ミカサ「…ごめんなさい、バランスを崩してしまった…大丈夫?」シュン…





12:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/02(金) 04:06:06 ID:6QydQQZ2

ミカサ「…エレンも本気を、出すと思って…全力で、押してしまった…」ムクッ

エレン「…ま、待てミカサ!」ハッ!!

エレン(そうだ、別に俺が下でも問題ない!)

エレン(いや…むしろ下の方が感じられるんじゃないか?!!)

ミカサ「……なんだろう」

エレン「そのまま全てを俺に預けてくれ!」

ミカサ「………はい?」

アルミン「ええぇええ?!!」





13:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/02(金) 04:07:23 ID:6QydQQZ2

ミカサ「…………」チラッ

アルミン(こ、こっちを見てる!でも僕も意味がわからない!)アセアセ

エレン「何やってるんだミカサ!早く!」

ミカサ「………どう、すれば」

エレン「さっきみたいに俺の上に重なってくれたらいい!」

ミカサ「……私は、重い」

エレン「分かってる!けどいいんだ!」

エレン「俺は感じたいんだ!」

ミカサ「………え」

エレン「キャッキャウフフのなんたるかを!」

ミカサ「あ、そっち…」

エレン「え?そっち?他に何があるんだ?」

ミカサ「いえ、いい。分かってた」

エレン「?可笑しな奴だな?」





14:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/02(金) 04:08:42 ID:6QydQQZ2

エレン「……くっ」ギチ…

ミカサ「…エレン、大丈夫?」

エレン「大、丈夫…っ」

ミカサ「エレンの、匂いが、する…」

エレン「本人だから当たり前だろ…っ!」

ミカサ「そう、そうだった」フフッ

エレン「アルミ、ン…っ!」

アルミン「うん、うん、なんだい?」オロオロ

エレン「ミカサの上にうつ伏せで寝てくれ…っ!」

アルミン「は?」

ミカサ「?!!」





15:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/02(金) 04:09:17 ID:6QydQQZ2

アルミン「え?エレン大丈夫?!」オロオロ

エレン「大丈夫、だっ!…でも限界近いッ…から!早く!」

アルミン「そ、そこまでしてこれをやる意味は…」オロオロ

エレン「俺は…っ!お前らと…キャッキャウフフしたいんだ…ッ!!」

ミカサ「アルミン、エレンが熱望している」

ミカサ「願いを、叶えてあげて欲しい」

アルミン「…う、うん分かった…ミカサいくよ?」

ミカサ「いつでも、どうぞ」





16:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/02(金) 04:10:45 ID:6QydQQZ2

アルミン「………」

ミカサ「………」

エレン「………ッ」

アルミン「………」

ミカサ「………」

エレン「………ッ!!」





17:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/02(金) 04:11:50 ID:6QydQQZ2

アルミン(なんだこれ…なんだこれ)

ミカサ(アルミンは軽い…少し、羨ましい)

エレン(ぐ…重い!!でもハンジさん三人乗せてたよな…!!)

アルミン(そもそもキャッキャウフフってなんだ?響きからして楽しげなんだけど…)

ミカサ(エレン苦しそう…でも、私は少し、幸せを感じてしまう…)フフッ

エレン(俺は二人で限界なのか…いや、まだいける…はず!)





18:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/02(金) 04:13:18 ID:6QydQQZ2

アニ「……何やってんだい、あんたたち」

エレン「あ、アニ?!」

ミカサ「……何故ここに?」

アニ「偉いさんがここに用事があってね…付き添いで来たんだけど」

アルミン「そうだったんだ!久しぶりだね!」

ミカサ「相変わらず、髪が、綺麗」フフッ

アニ「…ミカサは可笑しくなったのかい?」

アルミン(この光景を見て可笑しいのはミカサだけだと思うのか…!)

エレン「ちょうど…良かった!アニっ、アルミンの、上に…ッ!うつ伏せで寝てくれ!」

アニ「………は?」

アルミン「え、えぇええ?!!」





20:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/02(金) 05:20:47 ID:w4GugjgY

ちょっとアルミン君僕と場所変わろうか





25:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/03(土) 04:25:22 ID:6QydQQZ2

アニ「……重みで潰されたいの?こいつ」

アルミン「い、いや、そうではないみたいなんだけど…」アセッ

ミカサ「………」スリスリ

エレン「アニがっ!乗って…くれたら!完成、なんだ!」

アニ「完成?」

アルミン「完成とか、あったんだね…」

ミカサ「………」スリスリ

エレン「いいから、俺と…!」

エレン「キャッキャウフフしてくれッ!!!」クワッ!!

アニ「何それ」





26:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/03(土) 04:26:54 ID:6QydQQZ2

アルミン「こ、この状態がそうらしいよ?」

アニ「……はぁ?」

エレン「お願いだ…アニ!俺は…っキャッキャウフフを感じたいんだ!!」

ミカサ「アニ…キャッキャウフフは、とても、いいもの」スリスリ

アルミン「ミカサ?!」ギョッ?!

ミカサ「…私は今…幸せだ…」スリスリ

エレン「えぇ?!ミカサ分かったのかよ!ズルいぞ!」ガーン!!

ミカサ「アニがくれば…エレンも、分かる、かもしれない」スリスリ





27:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/03(土) 04:27:47 ID:6QydQQZ2

エレン「そうか…そうだな!アニ、頼む!」キッ!!

アニ「………!」

ミカサ「………アニ」

アニ「……仕方ないね…」ハァー

エレン「ありが、とうな!」

アニ「苦しそうな癖に無茶して…知らないからね」

エレン「おぉ!いつでも、こいっ!」

アニ「アルミン、失礼するよ」

アルミン「あ、う、うん!」





28:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/03(土) 04:28:54 ID:6QydQQZ2

アニ「………」

アルミン「………」

ミカサ「………」スリスリ

エレン「……っっッ」

アニ「………」

アルミン「………」

ミカサ「………」スリスリ

エレン「……ッッッ!」





29:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/03(土) 04:29:48 ID:6QydQQZ2

アニ(これがキャッキャウフフ…)

アルミン(…アニ、良い香りがする…)ホァン

ミカサ(さっきより更に、エレンと密着…)スリスリ

エレン(よし!三人クリア、だ!!)グググ…!!

アニ(想像以上に、意味がわからない)

アルミン(なんだか、悪くないように思えてきた…)ホァホァ

ミカサ(こんなに幸せで、いいのだろうか)スリスリ

エレン(…何故だ…?『重い』以外の感想が沸いてこない!)グググ…





30:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/03(土) 04:31:02 ID:6QydQQZ2

クリスタ「あれ?あれ見てユミル!」

ユミル「…でけぇ亀の親子だな」

クリスタ「そうじゃないよ!エレンとアニがいるよ!」

ユミル「あいつら亀だったのか」

クリスタ「もう!…挨拶してくる!」パタパタ

ユミル「え?!待てよクリスタ!」パタパタ!!





31:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/03(土) 04:31:39 ID:6QydQQZ2

ライナー「おい…見ろベルトルト」

ベルトルト「………アニ?!」

ライナー「約束の場所に来ないと思ったら…何してるんだ」

ベルトルト「…………」

ライナー「一言言ってやらねぇとな…おい、いくぞベルトルト」

ベルトルト「……わ、わかった」コクン





32:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/03(土) 04:32:32 ID:6QydQQZ2

クリスタ「エレン!アニ!久しぶり!」チョコン

アニ「クリスタか…久しぶりだね」

エレン「…よ、よおクリスタ…ッ!」

クリスタ「元気だった?会えて嬉しいよ!」ニコニコ

アニ「……まぁまぁかな」

エレン「げ、元気…だぞ!」

アルミン(この状況を見ても突っ込まないのか…可愛いなぁ)ホァホァ

ミカサ(クリスタ…今日も、可愛い)スリスリ

ユミル「亀共、天使の上に崩れ落ちるなよ」

アニ「バランス感覚は良い方でね…」

エレン「ユミ、ルも!久しぶり!」

アルミン(相変わらずクリスタの心配を…可愛いから、仕方ないね)ホァホァ

ミカサ(ユミル…今日は、美しい)スリスリ





33:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/03(土) 04:34:00 ID:6QydQQZ2

ライナー「よお…」

ベルトルト「………」

エレン「ライナー!ベルトルト!」

アニ「………!」ハッ!!

ライナー「何してるんだ?え?」

アニ「こ、これは…」アセッ

エレン「キャッキャウフフだ!」クワッ!!

ライベルユミクリ「「「「え?」」」」

エレン「キャッキャウフフだ!!」グワッ!!





34:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/03(土) 04:35:21 ID:6QydQQZ2

アニ「ちょ、ちょっと…!」

エレン「四人でキャッキャウフフしてるんだ!」

アニ「連続で言わなくても…!」

ミカサ「キャッキャウフフは、素晴らしい」スリスリ

アニ「ミカサまで…!」

アルミン「うん、キャッキャウフフ悪くないよ」ホァホァ

アニ「あ、アルミンまで…!」

エレン「なんだよ!アニだってしてるだろ!」

アニ「し、してる…けど…」

ミカサ「アニ、貴女は何をしているの?」スリスリ

アニ「え、えっと……」

アニ「………キャッキャウフフ…」ボソッ





35:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/03(土) 04:36:11 ID:6QydQQZ2

ライナー「………!」ブフッ

アニ「ライナー!笑うな!///」カァァッ!!

ベルトルト(…可愛い)ジー

アニ「ベルトルト!不思議そうな顔で見るな!私は別に可笑しくなってなんかいないよ?!///」クワッ!!

ベルトルト(え、可愛いなぁって見てただけなのに…)ガーン

ユミル「こいつら意味わかんねぇな!!」ダハハ!!

クリスタ「………」キラキラ

ユミル「おい?クリスタ?」

クリスタ「……キャッキャウフフ…」キラキラ

ユミル「おい?」





36:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/03(土) 04:37:20 ID:6QydQQZ2

サシャ「クリスター!ユミルー!」パタパタ!!

クリスタ「あっ!ごめんね、置いてきぼりにしちゃって!」アセッ!!

ユミル「エレンとアニがいるって走り出しやがったんだよコイツ」ケッ

サシャ「いいんですよー!すぐ見つけましたし…ん?」

アニ「……久しぶりだね」

エレン「よ、よお!サシャ!」

サシャ「エレン!アニ!」オォ!!

サシャ「………」ン?

アニ「………」

アルミン「………」ホァホァ

ミカサ「………」スリスリ

エレン「………」グググ…

サシャ「楽しそうですね!!」パァッ!!

エレン「──?!」ドキッ!!





37:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/03(土) 04:38:15 ID:6QydQQZ2

サシャ「私も!乗っちゃっていいですか!」ジリジリ

ユミル「おいおい…まじかよお前…」

クリスタ「サ、サシャ…!」

アニ「いや…これ以上は…」

アルミン「一応、これで完成らしくって」ホァホァ

ミカサ「サシャ、諦めて」スリスリ

エレン「いや、来い!サシャ!」クワッ!!

ミカサ「エレン?!」ギョッ!





38:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/03(土) 04:38:56 ID:6QydQQZ2

エレン「多分、サシャなんだ…!」

ミカサ「何が?何がサシャなのエレン?」スリスリ!!

エレン「俺が求めていたキャッキャウフフを感じれるのは…多分サシャなんだ!」

ミカサ「……!!」スリスリ!!

エレン「来てくれサシャ!キャッキャウフフを感じさせてくれ!」クワッ!!

サシャ「やったー!いっきますよー!」ワーイ!

アニ「ま、待って…!」アセッ

アルミン「ゆ、ゆっくりお願い…!」アセッ





39:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/03(土) 04:39:55 ID:6QydQQZ2

サシャ「せいやー!」ガバッ!!

アニ「んっ」

アルミン「ふっ!」

ミカサ「ッ!」

エレン「ぐはッ!!」

サシャ「わー!なんだかふわふわです!」スリスリ

アニ「髪に顔擦り付けるんじゃないよ…!」

アルミン「……く、苦し…!」

ミカサ「………」スリスリ

エレン「…ぐ、はぁ…ッ!」ブルブル

クリスタ「………!」ウズウズ…!!

ユミル「おい…やりたいとかいうなよ?」





40:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/03(土) 04:41:42 ID:6QydQQZ2

ジャン「何やってんだお前ら…」

エレン「ジャ、ジャン!」

ライナー「キャッキャウフフらしいぞ…」ブッ!!

ジャン「はぁ?!何ふざけて…」

ミカサ「………」スリスリ

ジャン「………何やってんだよ羨ましい!!」クワッ!!

エレン「──?!」ドキッ!!





42:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/03(土) 04:42:47 ID:6QydQQZ2

エレン「よ、よし!ジャンも、こい!」ギギッ

ジャン「はぁ?!今行った所で…」チラッ

ミカサ「………」スリスリ

ジャン「………」チラッ

サシャ「柑橘系の香りがします!うふふ!」スリスリ

アニ「ちょ…嗅ぐな!」

ジャン「……意味ねぇだろ!!」グワッ!!

アルミン「泣きながら叫ばなくても…」プルプル





43:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/03(土) 04:44:02 ID:6QydQQZ2

ジャン「大体なんだ?この順番は!」

ジャン「普通デカイ奴が一番下で上にいくほど小さくなるもんだろ!」

エレン「そ、そうなのか?!」ガビーン!!

ミカサ「私は、これで、構わない」スリスリ

エレン「いや…っ!ジャンの奴、キャッキャウフフ、について!知ってるっぽいぞ!」ググ

エレン「一旦、分裂しようミカサ!」

ミカサ「わかった」ムクッ

サシャ「きゃ!」ドシン!!

アニ「いたっ!」ドシン!!

アルミン「うわっ!」ドシン!!

ミカサ「上にいるの、忘れていた…ごめんなさい」ハッ!





46:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/03(土) 08:50:50 ID:cUadFN66

ミカサさん怪力すごい





49:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/04(日) 04:50:19 ID:6QydQQZ2

エレン「一気に軽くなって変な感じだ!」ノビー!!

ミカサ「キャッキャウフフ、素晴らしかった」ポー

アルミン「うん、なんか癒された…」ポー

アニ「私はよく分からなかったよ…」

サシャ「蜜柑の香りが美味しかったです!」

エレン「で、なんだっけ?大きい人が下?」

ジャン「ああ!大きい人か、体重が重い人からだ!」

ミカサ「………つまり、私が一番下、と」

ジャン「!い、いや!ミカサが重いって言ってる訳じゃ…!」アセッ

ミカサ「いいの、ジャン。この世界は残酷だ」

ミカサ「……そして、とても美しい…」ポー

ミカサ「キャッキャウフフの為に、私は全力を尽くそう」ポー





50:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/04(日) 04:51:34 ID:6QydQQZ2

ユミル「すっげぇやる気だな、ミカサ」

クリスタ「そ、そうだね…」ソワソワ

ライナー「クリスタ…やりたいんじゃゲフぅッ!」ドコォ!!

ユミル「その話に触れるな」プスプス

クリスタ「え、え?どうしたのライナー?」アセアセ

ライナー「ゴホッ…いや、なんでもない…」

ユミル「タライでも降ってきたんだろ」

クリスタ「そうなの?!でもお腹押さえてるよ…?!」

ユミル「…お前はいつからタライが腹を直撃しないと錯覚した?」

ベルトルト(アニまたやるのかなぁ?…混ざりたいなぁ)ジー





51:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/04(日) 04:52:21 ID:6QydQQZ2

ミカサ「一番下は、さっきエレンがしたように、仰向け」ゴロン

ミカサ「……あってる?エレン」

エレン「うん、そうだ!」コクン

ジャン「じゃあ次に重い人は…」キョロッ

エレン「………」

アルミン「………」

アニ「………」

サシャ「………」

ジャン「………」

ジャン「………俺?!!」





52:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/04(日) 04:53:54 ID:6QydQQZ2

エレン「よし、じゃあジャンで」

ジャン「えぇ?!いいのかよお前!」

エレン「え?なんで?重い人からだろ?」

ジャン「そ、そうだけどよ…!」

アニ「早く行きなよ…次がいけないだろ」

ジャン「そんな事言われても…!」チラッ

ミカサ「ジャン、早く来て」

ジャン「うぎゃぁあああ!ちょっと待ってくれよおぉおおお!!」ギャーー!!

アルミン「…うん…まぁ気持ちは分かる」

サシャ「ミカサも美味しい香りしますかねぇ?」ワクワク





53:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/04(日) 04:55:11 ID:6QydQQZ2

ジャン「落ち着け…!クールになれジャン・キルシュタイン…!!」ゼェハァ…!!

エレン「何やってんだあいつ?」

アニ「意味わからないね」

アルミン「少し待ってあげようよ」

サシャ「ミカサー」クンクン

ミカサ「クンクンしないの、サシャ」





54:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/04(日) 04:56:28 ID:6QydQQZ2

ジャン「よ、よし!いくぞミカサ!」グッ!

ミカサ「どうぞ」

ジャン「………」ヨイショ

ミカサ「………」

ジャン「………」

ミカサ「…ジャン、四つん這いじゃ、ダメ」

ジャン「お、おぉ…」

ミカサ「重ならないと、次が、乗れない」

ジャン「お、おぉ…」

ミカサ「………」

ジャン「………」

ミカサ「………ジャン」

ジャン「いやいや可笑しいだろこれぇえええええ!!!」ギャァアアア!!





55:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/04(日) 04:57:47 ID:6QydQQZ2

エレン「何言ってるんだよジャン、早くしろよ」

ジャン「いやいや!なんで平気なんだよお前ら!」

アニ「やりたいんだろ?さっさと乗りなよ」

ジャン「いやいや!やりたいけど照れ臭いだろこんなの!!」

サシャ「え?なんでですか?」キョトン

ジャン「なんでって?!なんでってオイ!!!」

アルミン「泣くほどやりたかったんじゃないの?」ハテ?

ジャン「いや!そうだけど可笑しいだろこれ!」





56:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/04(日) 04:58:42 ID:6QydQQZ2

エレン「おい!やるのかやらないのか早く決めろよ!」

アニ「何の為に分裂したと思ってるんだい?」

アルミン「キャッキャウフフしたくないの?」

サシャ「お腹すきました」

ミカサ「したく、ないの?」

ジャン「ちょっと待て!考えさせてくれぇぇえええ!!」ギャーー!!





57:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/04(日) 04:59:54 ID:6QydQQZ2

ジャン(ダメだ!ミカサと重なるとか!)ググッ!!

ジャン(こんな大勢の前で重なるとか!無理だ!)ゼェゼェ!!

エレン「ジャン、大丈夫か?」

ジャン「お、おぉ…」フラッ

エレン「辛いなら、無理にしなくてもいいんだぞ…」

ジャン「エレン……」

エレン「次に重いの俺だっけ」クルッ

ジャン「待て待て!待てエレン!!」ガシィッ!!





58:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/04(日) 05:00:44 ID:6QydQQZ2

エレン「なんだよ?」

ジャン「そう…そう!俺の町ではキャッキャウフフは男女別にしてたんだ!」

アニ「へぇ…そうなの?」

ジャン「ほら、男女で身長も体重も違うだろ?」

ジャン「男が女を下にするとか可哀想だろ」フフン

エレン「…俺が見たキャッキャウフフは男女でしてたけどなぁ?」ハテ?

ジャン「それはほら…特別訓練とかじゃないか?!」アセアセ

サシャ「そうなんですかー」ヘー!!

ミカサ「………」フムフム

アルミン(…嘘だと思うけど…見逃してあげよう)ウン





59:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/04(日) 05:01:40 ID:6QydQQZ2

エレン「うーん、そうなると人数が三人ずつかぁ」ウーン

アルミン「四人で一応完成なんだよね?」

エレン「そうそう」コクン

アニ「足りないね」

ミカサ「足りないなら、補えば良い」

サシャ「クリスタ!ユミル!やりませんか!」

クリスタ「!!!」パァァア!!

ユミル「やらねぇ!勿論クリスタもやらねぇ!!」クワッ!!

クリスタ「え?なんで?!なんでそんな事を言うのユミル!」

ユミル「お前に触れていいのは私だけだ!」

クリスタ「サシャ!私やるよ!」タタタッ

ユミル「おぃい?!クリスタ?!!」ガーン!





60:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/04(日) 05:03:04 ID:6QydQQZ2

ミカサ「ユミルもくればいい…可愛いキャッキャウフフを繰り広げよう」フフフ…

ユミル「くっ…!なんだ今日のミカサの威圧感は…!」

アニ「見てごらんよユミル…クリスタのあの輝く瞳を」

クリスタ「誘ってくれてありがとうサシャ!」キラキラ!!

ユミル「くっ…!眩しい…!!」クラッ

サシャ「いえいえ!勿論ユミルもやりますよね?」

ユミル「くっ…」

ミカサ「ユミル…」グッ

ユミル「?!」

ミカサ「落ちて」

クリスタ「一緒にやろうよユミル!」キラキラ!!

ユミル「やらせていただきます!!!」グワッ!!

アニサシャ「「おおー!!」」パチパチ





61:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/04(日) 05:03:59 ID:6QydQQZ2

アルミン「女子、楽しそうだね」

ジャン「アーアー聞コエナーイ」アワアワアワ

エレン「ライナー、ベルトルト!お前らやらないか?」

ライナー「まぁ…少しだけなら付き合ってやるか」

ベルトルト(アニとやりたかったなぁ…仕方ないか…)ジー

ベルトルト「…僕も、少しなら」コクン

エレン「よっし!人数確保!」ガッツ!!





62:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/04(日) 05:04:38 ID:6QydQQZ2

エレン「ところで、誰が下になるんだ?」

アルミン「大きいのはベルトルトだけど…」

ジャン「体重が重いライナーがいいんじゃねぇか?」

ライナー「じゃあ俺が下に…」

ベルトルト「僕、下になりたい」

アルミン「うん、じゃあライナーが下に……ってえぇッ?!」

ジャン「下になりたいのかベルトルト?!」

ベルトルト「うん」コクン

エレン「結構苦しいぞ?」

ベルトルト「うん、わかってる」コクン

ライナー「俺に気を使ってるのか?」

ベルトルト「ううん、やりたいだけだよ」フルフル

エレン「じゃあ下からベルトルト、ライナー、ジャン、俺、アルミンか」

アルミン「一番上かぁー…高そうだなぁ」





63:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/04(日) 05:05:19 ID:6QydQQZ2

ミカサ「さて、悲しい事に、私の一番下は、決まっている」

ミカサ「ので、次は誰が、来るのだろう」

ユミル「私じゃねぇか?」

サシャ「その次が私で、アニ、クリスタですかね!」フー!!

アニ(クリスタなら大人しそうだね…)ホッ

クリスタ「あ、あのねミカサ!」バッ!!

ミカサ「どうしたの、クリスタ」

クリスタ「私…私……ッ」プルプル

ミカサ「…なんだろう?」

クリスタ「私!一番下になりたい!!」クワッ!!

ミカサ「え?」

ユミル「は?」

ユミル「は?!」

ユミル「はぁぁああ?!!」





66:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/04(日) 05:54:03 ID:u4XtCQ0g

クリスタ…死ぬなよ





68:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/04(日) 08:58:01 ID:pWDKNGLA

クリスタちゃん無理はいけないよ





72:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/05(月) 04:31:06 ID:6QydQQZ2

ユミル「いやいや待て待て…可笑しいだろクリスタ?」

クリスタ「可笑しくないよ!だってやってみたいんだもん!」

ユミル「またお前…あれだろ?」

ユミル「皆がやりたがらない一番下になって死んだ、優しいクリスタ様伝説でも作る気だろ?」

クリスタ「ち、違うよ…っ!」

アニ「クリスタ…憧れるのは簡単だけど、現実は残酷だよ」

サシャ「流石に一番下は…無理だと思います…」

ユミル「…な?優しいクリスタは皆を心配させちゃダメだろ?」

クリスタ「だって…私、一番下で、皆を感じたい…!」プルプル





73:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/05(月) 04:32:04 ID:6QydQQZ2

ミカサ「もういい」

クリスタ「………!」

ミカサ「これ以上聞いてられない」

ユミル「…ほぅら…ミカサもお怒りだ…」

クリスタ「……う、うぅ…」ジワッ…

ミカサ「不毛…」ツカツカ

ミカサ「………」トンッ

クリスタ「…?!」フワッ

ミカサ「私が上で支えよう、クリスタ」スチャッ

クリスタ「ミ、ミカサ……!」ブワッ!!

ユミル「おい待て!何馬乗りになってんだよミカサ!!」グワッ!!

アニ「どうどう」ガシィッ!!

サシャ「あれはキャッキャウフフです!」ガシィッ!!





74:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/05(月) 04:33:05 ID:6QydQQZ2

クリスタ「ミカサ…い、いいの?」

ミカサ「クリスタが望んでいる、ならば私に出来る事をするまで…」

クリスタ「ありがとう!あ、あのね…///」

ミカサ「……なんだろう」

クリスタ「ゆ、ゆっくり!優しく!お願いします!///」キュッ!!

ミカサ「クリスタが苦しくないように、善処しよう」フフッ

ユミル「ちょっと待て!なんだその初夜みたいな会話はぁぁああっ?!!」ギャァアアア!!

アニ「落ち着きな…!キャッキャウフフだって言ってるだろ!」グググッ!!

サシャ「上位二人で押さえるのやっととか!ユミルの馬鹿力ですか!」グググッ!!





76:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/05(月) 04:33:57 ID:6QydQQZ2

ユミル「ミカサ!私が下から二番目になる!」クワッ!!

ミカサ「それは出来ない」

ユミル「なんでだよ?!クリスタが望む事は出来て私が望む事はできねぇのか?!」キッ!!

ミカサ「…そのクリスタが、潰れてしまう」

ミカサ「貴女では、私の重みを、支えきれない」

ユミル「………」

ミカサ「………」

ユミル「………」

ミカサ「………」

ユミル「…その……悪かったな」ポン

ミカサ「…謝らなくていい…この世界は、残酷だから…」グスン





77:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/05(月) 04:35:10 ID:6QydQQZ2

ユミル「じゃあクリスタ…無事にキャッキャウフフできたら…お前、胸張って生きろよ?」

クリスタ「…うん!ありがとうユミル!」

ミカサ「私が守る。安心してほしい」

ユミル「任せたぞミカサ…」

アニ「何故かな…目から汗が出てきたよ…」グス

サシャ「うぅう…いい話ですね」ウルウル





78:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/05(月) 04:35:50 ID:6QydQQZ2

エレン「あれ?女子はクリスタを一番下にしてるぞ?」

アルミン「ええっ?!」バッ!!

ジャン「なんだって?!」バッ!!

ライナー「可笑しいだろそれは!!」バッ!!

ベルトルト「!」バッ

エレン「あれ?しかもうつ伏せ…?」

アルミン「そっか、仰向けより苦しくないかもしれないね?」

ジャン「じゃあベルトルトもそうしたらどうだ?」

ベルトルト「うん、そうしてみるよ」コクン

ライナー「それにしたって可笑しいだろ…」ブツブツ





79:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/05(月) 04:36:32 ID:6QydQQZ2

エレン「え?でもいいのか?キャッキャウフフのやり方と違うんじゃ?」

ジャン「そ、それは…だなぁ」アセッ

アルミン「エレン、僕達はキャッキャウフフ初心者だ」

アルミン「だから少しくらい、やりやすいようにしてもいいと思うよ?」

エレン「…そっか!それもそうだな!」

ジャン(……助かった!)掌合ワセ!!

アルミン(いえいえ)フフッ

ベルトルト(もう始めてもいいのかなぁ?)

ライナー「いや…可笑しいだろアレ…」ブツブツ

アルミン「ライナー戻ってきてー」アハハ





80:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/05(月) 04:37:23 ID:6QydQQZ2

ミカサ「クリスタ、大丈夫?」

クリスタ「うん!大丈夫だよ!」

ユミル「よし、じゃあ乗るぞ」ヨット

ミカサ「……甘い香りが、する」

クリスタ「あ、今ね!ユミルとお揃いで桃の香水つけてるの!」

ミカサ「…いい香り」クンクン

ユミル「おいおい…サシャかよお前!」アハハ!!

サシャ「桃ですか?!」クワッ!!

アニ「クリスタが下にいるんだから飛びかかるんじゃないよ?!」ガシィッ!!





81:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/05(月) 04:37:58 ID:6QydQQZ2

サシャ「はっ!そうでした!それじゃ、ゆっくり失礼しますよー」ヨイショ

サシャ「うはぁぁあ!ユミル良い匂いです!」モフモフ!!

ユミル「やめ…ちょっとやめろ!髪が乱れるだろ!」

ミカサ「サシャ、暴れないの」

クリスタ「あはは!サシャらしいね!」アハッ!!

アニ「よし、失礼するよ」ヨイショ





82:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/05(月) 04:39:03 ID:6QydQQZ2

アニ「サシャが暴れるからぐらぐらだね…」

サシャ「あぁもう!上から蜜柑!下から桃!幸せです!」モフモフ!!

ユミル「おぃい!だから暴れんなって!」

ミカサ「クリスタ、大丈夫?」クンクン

クリスタ「少し重いけど、大丈夫だよ!結構心配性なんだね」クスクス





84:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/05(月) 04:39:41 ID:6QydQQZ2

クリスタ「そうだ!良かったらミカサにも香水分けて…」クルッ

ミカサ「……分けてくれるの?」

クリスタ「………」

ミカサ「………?クリスタ?」

クリスタ「ミカサ、汗が…」

ミカサ「あぁ…ごめんなさい、体質」フイッ

クリスタ「………」

クリスタ(…そういえば…私を包み込むようにして体を支えてる腕が…少し震えてる)

クリスタ(私があまり苦しくないのも…もしかして腕立て伏せみたいな状態で支えてくれてるから…?)

クリスタ「………う」

ミカサ「う?」

クリスタ「……ううぅぅう〜ッ」ボロボロ

ミカサ「?!!」ビクッ!!

ユミル「おい?!クリスタ?!」ギョッ!!





85:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/05(月) 04:40:46 ID:6QydQQZ2

アニ「何?!クリスタに何かあったのかい?!」

サシャ「え?!クリスタどうしたんですか?!」

ユミル「クリスタ?!なんで泣いてるんだ?!」

ミカサ「……?!!」オロオロ

クリスタ「ごめ…ごめん…っ!私が我が儘言ったから…!」ボロボロ





86:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/05(月) 04:41:23 ID:6QydQQZ2

アニ「何?!何泣いてるんだいクリスタ?!」

サシャ「お腹…!お腹すいたんですか?!」

ユミル「アホか!泣くくらいなら最初から止めとけってんだよ!」

ミカサ「……?!!」オロオロ

クリスタ「うぅう〜っ!嬉しいのと…っ!不甲斐なさで…!!」ボロボロッ

クリスタ「私の我が儘で…ッ!ミカサに負担が…ッ!」ヒックヒック





87:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/05(月) 04:41:54 ID:6QydQQZ2

アニ「………」

サシャ「………」

ユミル「………」

ミカサ「………」

クリスタ「…ありが、と……!今頃気づくような、馬鹿で、ごめんね……っ?!」グスグス





88:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/05(月) 04:42:30 ID:6QydQQZ2

アニ「………」ソッ

サシャ「………」ソッ

ユミル「………」ソッ

ミカサ「………」ギュッ

クリスタ「……?!」





90:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/05(月) 04:43:00 ID:6QydQQZ2

クリスタ「…頭撫でられると、不思議な気分だね…」フフッ

ミカサ「…私の頭を撫でてるのは、誰だろう?」

ユミル「……けッ!」ナデナデ

サシャ「アニがミカサ撫でてますよー!うふふ!」ナデナデ

アニ「…クリスタまで届かないから…仕方なく、ね…」ナデナデ





91:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/05(月) 04:44:35 ID:6QydQQZ2

クリスタ「あはは!ありがとう!」アハハ!!

クリスタ「…ミカサも、ギュッてしてくれて、ありがとう」

ミカサ「クリスタは、抱き心地が、いい」ホァホァ

ミカサ「そして…撫でられるのも、悪く、ない」ホァホァ

ユミル「あー私もクリスタギュッてしたいなー」ナデナデ

サシャ「じゃあ私がしてあげましょう!」スリスリスリ!!

ユミル「ひぃっ!やめろ!!しかも抱いてないし!」

アニ「サシャ、暴れないで…崩れる!」ナデナデ





92:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/05(月) 04:44:58 ID:EjeyEFg6

コレコソキャッキャウフフダネ…





93:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/05(月) 04:45:14 ID:6QydQQZ2

アニ「…ふふ」ナデナデ

サシャ「なぁんか、良いですねー」スリスリ

ユミル「なんだろうなーこの気持ち」ナデナデ

ミカサ「これが、キャッキャウフフ」ホァホァ

クリスタ「キャッキャウフフ、幸せだねー」ホァホァ





102:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/06(火) 04:04:09 ID:6QydQQZ2

エレン「よし!ベルトルト、一番下宜しくな!」

ベルトルト「うん。うつ伏せでいいんだよね」ヨイショ

アルミン「次は、ライナーだね!」

ライナー「あぁ…重いだろうが容赦なく乗ってやる」ヨイショ

ベルトルト「うぅ!重い!」

ジャン「本当に容赦ない奴だな」ハハッ





103:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/06(火) 04:04:44 ID:6QydQQZ2

ジャン「次は俺か」

エレン「はっ!そうだジャン!」

ジャン「あ?なんだ?」

エレン「お前からな、こう…!」

ジャン「お?」

エレン「楽しげに飛び乗ってくれ!」クワッ!!

ベルトルト「えぇっ?!飛び乗り?!」ガビーン!!

ジャン「無理難題言うなよ!」ガビーン!!





104:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/06(火) 04:05:18 ID:6QydQQZ2

エレン「俺わかったんだ…!とうとうわかったんだ!」

エレン「さっきのお前やサシャの様に…参加したくって堪らないって感じ…」

エレン「それこそが、キャッキャウフフの原点だって!」クワッ!!

ジャン「だからってなぁ!何が楽しくて野郎に飛び乗れってんだ!」クワッ!!

アルミン「男女別に分けたの誰だっけ」

ジャン「ヤラセテイタダキマス」





106:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/06(火) 04:07:40 ID:6QydQQZ2

ジャン「よ、よーし!ウワーイ楽シソウダナー」ガバッ!!

ライナー「う!」

ベルトルト「くっ!」

ジャン「ううぅ…ワーイ楽シイナー」

アルミン「なんって棒読みなんだ…!」

エレン「よし!次は俺だな!」





107:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/06(火) 04:08:32 ID:6QydQQZ2

エレン「俺も仲間に入りたい!!」ガバッ!!

ジャン「ふっ」

ライナー「ぐっ!」

ベルトルト「ぐはっ!!」

エレン「どうだ?!キャッキャウフフ感じられたか?!」キラキラ

ジャン「感じるわけないだろ!」

ライナー「意味がわからん!」

ベルトルト「うぅ…くっ!」プルプル

アルミン(最後に僕か…ベルトルト可哀想だし、コッソリ乗ろう)





108:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/06(火) 04:09:12 ID:6QydQQZ2

アルミン「………」コッソリ

エレン「なんでだよ?!ベルトルトはともかくお前らは感じるはずだろ?!」

ジャン「いや!感じるわけないだろ!」

ライナー「全く!全く意味がわからん!!」

ベルトルト「う、くぅッ…!」プルプル

アルミン「うーん…さっきみたいな癒され感は無いね」ショボーン

エレン「え?アルミンいつ乗ったんだ?」

ジャン「え?アルミン乗ったのか?」

ライナー「え?アルミン乗ってるのか?」

ベルトルト「……しっかり乗ってるよ…!なんで気づかないの!」プルプル





109:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/06(火) 04:10:03 ID:6QydQQZ2

エレン「……そうか!」ハッ!

アルミン「ん?何かわかったの?」

ジャン「どうせろくな事じゃないだろ…」

エレン「確か、先輩達は下の人に顔擦り付けてた!」

ライナー「……どういう意味だ…」

エレン「そのままの意味だ!さっきサシャがアニにしてたように、スリスリと!」

ベルトルト「す、スリスリ?」

エレン「そう!スリスリ!やってみようぜ!!」キラキラ!!





110:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/06(火) 04:10:39 ID:6QydQQZ2

アルミン「………」スリスリ

エレン「………」スリスリ

ジャン「………」スリスリ

ライナー「………」スリスリ

ベルトルト「………」

アルミン「………」スリスリ

エレン「………」スリスリ

ジャン「………」スリスリ

ライナー「………」スリスリ

ベルトルト「………」





111:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/06(火) 04:11:24 ID:6QydQQZ2

アルミン(…なんだこれ…なんだこれ)スリスリ

エレン(…重くないって、いいな)スリスリ

ジャン(……罰ゲームか?これ…)スリスリ

ライナー(…意味がわからん…)スリスリ

ベルトルト(……静かになって振動なくなった…よかった…)

アルミン(さっきは確かアニのいい香りがして…いい香りだったなぁ…)スリスリ

エレン(重くないんだが、特に何も感じないな?)スリスリ

ジャン(…もしかして…からかわれてんのか?)スリスリ

ライナー(…新たな根性試しなのか?)スリスリ

ベルトルト(これいつ終わるんだろう)





112:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/06(火) 04:12:36 ID:6QydQQZ2

アルミン(あ…あそこのガラスに僕らが写ってる…)スリスリ

エレン「………」スリスリ

ジャン「………」スリスリ

ライナー「………」スリスリ

ベルトルト「………」

アルミン「………」スリスリ

エレン「………」スリスリ

ジャン「………」スリスリ

ライナー「………」スリスリ

ベルトルト「………」

アルミン「…………ぶッ!!!」ブハッ!!





113:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/06(火) 04:13:23 ID:6QydQQZ2

アルミン「なんだこれ?!なんだこれ!!あははッ!」

エレン「アルミン?!どうした?!」スリスリ

ジャン「頭イカれちまったのか?!」スリスリ

ライナー「正気になれアルミン!!」スリスリ

ベルトルト「…う、動かないで…!」

アルミン「ちょ…っ、ちょっと見てよ右ッ!が、ガラス!写っ…写ってるから!あははッ!」

エレン「右…右の方?!」スリスリ

ジャン「あぁ?!ガラスぅ?!」スリスリ

ライナー「ガラスがどうした?!」スリスリ

ベルトルト「み、右向けー右!」





114:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/06(火) 04:14:04 ID:6QydQQZ2

アルミン「…くっ…くくく…ッ!ふはっ!!」プルプル

エレン「………」スリスリ

ジャン「………」スリスリ

ライナー「………」スリスリ

ベルトルト「………」

アルミン「はぅッ!くくッ……ふ、ふふふ!」プルプル

エレン「………」スリスリ

ジャン「………」スリスリ

ライナー「………」スリスリ

ベルトルト「………」





115:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/06(火) 04:15:02 ID:6QydQQZ2

エレン「なんだこれ?!なんだこれ!!ふはッ本当になんだこれ!!!」

ジャン「しゅッ、シュールすぎんだろ!あはは!」

ライナー「ちょ…ッ!くふっ!ま、マヌケすぎないか俺ら!!ふはっ!!」

ベルトルト「…ふッッッ!!!」プルプル!!

アルミン「そうだよ!なんだよ僕ら!あはは!」

エレン「おも、面白すぎるだろッ!ふはは!!」

ジャン「あ、ありゃ変人の集まりじゃねぇか!くふふッ!」

ライナー「違いねぇ!はははははッ!」

ベルトルト「ふ、ふふッ!!」プルプル!!





116:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/06(火) 04:15:47 ID:6QydQQZ2

アルミン「あっ!ベルトルト笑ってる!」

エレン「おぉ?!珍しいな!」

ジャン「笑い声初めて聞いたぞ!」

ライナー「こりゃ明日は雨だな!」

ベルトルト「ひ、ひど…っ、ふッ!」プルプル!!

アルミン「今ならもっと笑うかな?!エレン、ジャンに伝えて!」スリスリスリスリ!!

エレン「任せろ!ジャン、ライナーに回してくれ!」スリスリスリスリ!!

ジャン「オッケーだ!受けとれライナー!」スリスリスリスリ!!

ライナー「うおぉ!伝えてやるぞベルトルト!」ゴリゴリゴリゴリ!!

ベルトルト「ちょっ、擬音違うから!一人だけ違うから!!あはは!!」





117:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/06(火) 04:16:22 ID:6QydQQZ2

コニー「うおぉおおお?!なんだこれ?!」

アルミン「やぁ!コニー!」アハハ!!

コニー「何やってんだ?!何やってんだ?!!」

エレン「キャッキャウフフだ!」フハハ!!

コニー「俺っ!俺天辺いいか?!」

ジャン「来い来い!こうなりゃヤケだ!」クククッ

コニー「靴脱ぐから立っていいか?!」

ライナー「ああ!やれやれ!歓迎だ!!」ハハハ!!

コニー「よっしゃー!いくぜぇええ!!」

ベルトルト「い、今揺れまくりだから気をつけて!」フフフッ!!





118:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/06(火) 04:17:05 ID:6QydQQZ2

コニー「うおぉおお!!スッげぇいい眺め!」

アルミン「わぁー背中に乗られると、ツボ押しみたいだね!気持ちいい!」

エレン「えっ!アルミンいいなぁ!」

ジャン「後で乗って貰おうぜ!」

ライナー「よぅし、俺が乗ってやる!」

ベルトルト「ライナーがやると潰れるから!」アハハ!!





119:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/06(火) 04:17:46 ID:6QydQQZ2

コニー「よっし!そのままジャンプしてうつ伏せだー!」ピョン ドサッ!

アルミン「うッ!あはは!」

エレン「くッ!!ひひひ!」

ジャン「ふッ!!!くくく!」

ライナー「うぐッ!!!!ははは!」

ベルトルト「ぐあッ!!!!!ふふふ!」

リヴァイ「楽しそうだな」

アルミン「あはは!え」

エレン「ひひひ!あ」

ジャン「くくく!げ」

ライナー「ははは!お」

ベルトルト「ふふふ!は」

コニー「うはぁ!すげぇ!!」アハハ!!





127:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/07(水) 04:17:00 ID:6QydQQZ2

アルミン(夢中でキャッキャウフフしてたけど…一応まだ勤務中…)

クリスタ(全員、正座させられました…)

サシャ(慣れてないので足が痛いです!)

リヴァイ「エレン…俺の命令覚えているか?」

エレン「………ハィ」

リヴァイ「言ってみろ」

エレン「…隣ノ部屋デ待ッテルヨウニ、ト」

リヴァイ「で、だ……ここは何処だ?」

エレン「………庭デス…」

リヴァイ「…だな」





128:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/07(水) 04:17:39 ID:6QydQQZ2

スッ

ミカサ「エレンは、自分の意思で来た訳では、ありません」

リヴァイ「ほう…と言うと?」

ミカサ「私が、小指の赤い糸を引っ張ったら、エレンが引っ張られて、来たんです」

エレン「どんな庇い方だよそれ?!」

リヴァイ「面白い現象だな」フム

エレン「信じないで下さいよ兵長!」





129:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/07(水) 04:18:20 ID:6QydQQZ2

エレン「同期の顔見たら…いてもたってもいられなくて…」

エレン「命令守らなくてすみませんでした!」

アルミン「僕からも謝ります!すみませんでした!」

リヴァイ「で、何をしてたんだ?」

エレン「キャッキャウフフです!」

リヴァイ「……は?」

エレン「キャッキャウフフです!!」クワッ!!

エレン「先輩達がやってるの見て…俺もやってみたくって!」キラキラ

エレン「キャッキャウフフ、凄いですね!!」キラキラ!!

リヴァイ「いや力説しなくていい」

エレン「そうですか…」ショボン

リヴァイ「…とりあえず…お前らには躾が必要だな」

エレン「え?!!」





130:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/07(水) 04:19:06 ID:6QydQQZ2

エレン「待って下さい!元々俺が巻き込んだんです!」

エレン「皆は悪くありません!殴るなら俺だけにしてください!」

ミカサ「エレン…!」

リヴァイ「殴らねぇ…壁外調査前に重症は洒落にならねぇだろ」

ジャン(壁外調査なかったら重症になるまで殴る気だったのかよ!?)ゾクッ

ユミル(なんて奴だ…)

ライナー(殴らないが蹴る、とかのパターンか?!)

クリスタ(ど、どんな罰が……)ガクガク

リヴァイ「お前ら…」

コニー(ひいっ!)ビクッ

リヴァイ「夕食まで廊下の掃除してこい」

一同「へ?」





131:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/07(水) 04:19:37 ID:6QydQQZ2

リヴァイ「聞こえなかったか?廊下の掃除だ…さっさと行け」

アルミン「そ、掃除?!」

エレン「わかりました!行ってきます兵長!」

ジャン「掃除か…なんだよかった」

サシャ「夕食抜きかと思って震えちゃいました」

ユミル「殴られるよりそっちが怖いのかよ…」

ベルトルト「………」ホッ


ゾロゾロ…


リヴァイ「………」

アニ「………」

リヴァイ「………」

アニ「………」





132:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/07(水) 04:20:22 ID:6QydQQZ2

リヴァイ「……おいガキ」

アニ「……私でしょうか」

リヴァイ「何“我関せず”ってツラしてやがる」

アニ「自分は、憲兵団なので」

リヴァイ「わかった…話はつけておく」

アニ「…はい?」

リヴァイ「今…会議室にいる奴の部下だろ」

アニ「…そうです」

リヴァイ「話はつけておく、行け」

アニ「いや…でも」

リヴァイ「キャッキャウフフと掃除して来やがれ」

アニ「行ってきます」





133:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/07(水) 04:21:20 ID:6QydQQZ2

クリスタ「廊下って言っても広いよね…」

コニー「適当にやっちまおうぜ!」

エレン「いや…兵長、掃除の鬼だから本気でしないと」

ジャン「マジかよ…めんどくせぇな…」

ライナー「掃除なんて簡単だと思ったが…時間かかりそうだな」

アルミン「先ずは窓拭きからしようか!」

ユミル「どの窓やるかな…」

サシャ「私は動かずここの窓やります!」フー!!

アルミン「ちゃっかりしてるね!」フフッ

ライナー「じゃあ掃除道具取ってくる」

ベルトルト「僕も一緒に行くよ、ライナー」

ミカサ「…アニ?どうしてここに?」

アニ「キャ……いや、掃除しに来たんだよ」





134:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/07(水) 04:22:29 ID:6QydQQZ2

トコトコトコ


ライナー「なぁ?ベルトルト」

ベルトルト「なんだい?」

ライナー「お前、なんで一番下になりたいなんて言い出したんだ?」

ベルトルト「…ライナーも、やりたかった?」

ライナー「いや…ただ不思議でな」

ベルトルト「そっか…あのね」

ベルトルト「………僕は…」

ベルトルト「エレンの生活基盤を…壊した」





135:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/07(水) 04:23:02 ID:6QydQQZ2

ベルトルト「…自己満足でしか無いとは、わかってる…けど…」

ベルトルト「一瞬でも、彼の基盤になりたかったんだと、思う」

ベルトルト「…こんなことしても、許される訳じゃないけどね…」

ライナー「そうか…」

ベルトルト「うん…」

ライナー「辛いな」

ベルトルト「…そうだね」

ライナー「………」

ベルトルト「……でもね」

ベルトルト「…少しの間、幸せだったよ」

ライナー「……違いねぇ」フフッ





136:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/07(水) 04:23:33 ID:6QydQQZ2

ジャン「よっし!二つ分拭いたぞー」

アルミン「早いね?!」

ジャン「まぁな!俺の手にかかれば…ん?」

エレン「………」ツー

ジャン「どうした?窓枠なぞって」

エレン「……ジャン」指先 ジー

ジャン「なんだよ?」

エレン「全然なってない!全てやり直せ!」クワッ!!

ジャン「はぁっ?!ケチつけんのかよてめぇ!」

エレン「喧嘩してる時間はない!雑巾乾いちゃうだろ!!」





137:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/07(水) 04:24:15 ID:6QydQQZ2

アルミン「エレンが掃除の鬼に!あはは!!」

ジャン「ぶッ!可笑しな野郎だぜ…わかった、もう一度拭いてやるよ」

エレン「宜しくな!」

アルミン「ふふ、なんだか素直だね、ジャン」

エレン「な?掴みかかられると思ったけど…」

エレン「そう言えば…」チラッ





138:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/07(水) 04:24:54 ID:6QydQQZ2

クリスタ「え?あの角のカフェ、知らないの?」

ミカサ「町にはあまり、行かないので」

サシャ「あそこのサンドイッチ、美味しいんですよ!」

アニ「へえ、そうなんだ」

クリスタ「そのカフェの三軒隣が香水屋さんなんだけど…」ウーン

ユミル「しゃあねぇな…一緒に行くか」

ミカサ「…いいの?」

サシャ「行くなら午前に行きましょう!モーニングセットがあるんですよ!」

ユミル「すぐ食べ物の話に持っていくなよ!」

ミカサ「ありがとう、お願いしたい」

クリスタ「アニの今度の休み、いつ?」

アニ「え、私も行くの?」

サシャ「当たり前でしょう!モーニングですよ!!?」

ユミル「だから…もうダメだこいつ!」ダハハ!!





139:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/07(水) 04:25:39 ID:6QydQQZ2

ライナー「しかしクリスタは女神だな」

ジャン「いや、女神はミカサだろ…」

ライナー「なんだと?!」

ジャン「クリスタは天使だろ?」

アルミン「可愛いクリスタが天使、美人のミカサが女神って事かな?」オォッ!!

ライナー「そうか、それもいいな…」フム

コニー「じゃあアニは?」

アルミン「うーん、なんだろうね?ベルトルト」

ベルトルト「えぇっ?!か、考えた事ないよ」アタフタ

ジャン「妖精っぽくねぇか?」

コニー「おお!うまいなジャン!」

ジャン「ユミルがソバカスの神様、サシャが芋の神様だろ」

コニー「そんな神様いるのか?!」ガビーン!!

アルミン「コニー!今のは冗談だから!」アハハ!!





140:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/07(水) 04:26:19 ID:6QydQQZ2

エレン(なんか、皆仲良くなってる気がする)

エレン(これは…キャッキャウフフのおかげなのか?)

エレン(……そういや、あの時)

エレン(エルドさんもグンタさんも…一緒にキャッキャウフフしたそうだったな…)

エレン(俺が兵長怖がってるから…行かずに一緒に居てくれたのかな?)

エレン(………)





141:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/07(水) 04:27:00 ID:6QydQQZ2

エレン(サシャが、楽しそうって言ってくれた時、嬉しかった)

エレン(ジャンが、羨ましいって言ってくれた時も、嬉しかった…)

エレン(……あの時、俺も一緒にしたいですって言えば)

エレン(…兵長、喜んでくれたのかな)

エレン(それで飛び乗ってたら、今頃…)

エレン(兵長に対する恐怖心も、無くなってたのかな?)

エレン(先輩達とも…もっと仲良く、なれたのかな…?)

エレン(………)

エレン(…そういや兵長、楽しそうだなって、言ってたな…)





142:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/07(水) 04:27:49 ID:6QydQQZ2

エレン(……あ)

エレン(…どうしよう)

エレン(今、すごく)



エレン(キャッキャウフフ、してみたい)



〜 fin 〜





144:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/07(水) 06:10:10 ID:IhLemJ4o

乙乙





145:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/07(水) 06:21:19 ID:u0w3GED2

乙!
やっぱりあなたの書くSS好きです





147:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/07(水) 17:13:07 ID:yglooY6k

ハンジさんの奴もこのSSも最っ高に面白いです!!
乙乙乙でした!!また次回作あれば見ますので!!





149:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/08(木) 04:22:29 ID:6QydQQZ2

〜 旧調査兵団本部・ティータイム後 〜


ペトラ「〜♪」カチャカチャ

エレン(ペトラさんがお茶セットを片付けだした!)

エレン(もうすぐ兵長も立ち上がるはず!)


ガタッ サササ!! カチャッ


エレン「どうぞ!」

ペトラ「わ、扉開けてくれてありがとう!」

エレン「いえいえ!」

エレン(よし、さりげなく先に立つことに成功!)





150:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/08(木) 04:23:08 ID:6QydQQZ2

エレン(兵長が立ち上がって、倒れても大丈夫な場所に来たら…)

エレン(…押し倒してキャッキャウフフしてやる!!)クワッ!!

エレン(今ならエルドさん、グンタさん、オルオさんもいるし…)

エレン(きっと皆乗ってくれるはず!)

エレン(流石に前からは怖いから…後ろから行こう)ドキドキ





151:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/08(木) 04:24:06 ID:6QydQQZ2

リヴァイ「………」ガタッ

エルド「兵長、部屋に?」

リヴァイ「ああ…」

エレン(よし!来たぞ!!)ドキドキ

エレン「へ、へへ、へイちョうッ!!」ドドド

リヴァイ「あ?」

エレン「キャッキャウフフしませんかッ!」ドドド!!

リヴァイ「…?!」


\ ドガンッ!! /





152:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/08(木) 04:24:47 ID:6QydQQZ2

エルド「?!!」

グンタ「??!」

オルオ「???」

リヴァイ「………」

エレン「………」

リヴァイ「………何抱きついてやがる」

エレン(……あれ?全力でぶつかったのに倒れてない…)汗ダラダラ





153:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/08(木) 04:25:34 ID:6QydQQZ2

エレン(…こんな事した後に倒れて下さいって言ったら怒られるかな…)ダラダラ

リヴァイ「なんだ?虫でもいたのか」

エレン「イエ、違イマス…」

オルオ「てっめぇええエレン!何してやがる!!」クワッ!!

エルド「なぁ…キャッキャウフフって言ってたよな?」ヒソヒソ

グンタ「あぁ…キャンプの時のアレかな?」ヒソヒソ





154:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/08(木) 04:26:24 ID:6QydQQZ2

エレン(どうしよう…どうしよう)ダラダラ

オルオ「新人の癖に!何してやがるッ!」ギャーーー!!

エルド「おいかけっこでもないし…」ウーン

グンタ「倒れてないから亀の方でもないよな?」ウーン

リヴァイ(おんぶか…?いや違いそうだな…)ウーン





155:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/08(木) 04:27:10 ID:6QydQQZ2

ペトラ「……何……?!」

エルド「おぉ、お帰りペトラ」

ペトラ「兵長に何してるのエレン?!!」

エレン「エ、エット…」ダラダラ

グンタ「キャッキャウフフしようとか言ってたよな?」

ペトラ「はぁッ?!キャッキャウフフ?!!」クワッ!!

オルオ「そうだペトラ!もっと怒ってやれ!!」

ペトラ「黙れオルオ!!」

エレン「ヒィッ…!」ビクッ





156:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/08(木) 04:27:55 ID:6QydQQZ2

エレン(うぁぁ…どうしたらいいんだ?!)

ペトラ「エレン…!覚悟なさい!!」ドドド…!!

リヴァイ「おい待てペトラ…!」


\ ドコォッ!! /


リヴァイ「ッ!」

エレン「ぐふっ!!」

ペトラ「私も引っ付いてやるんだから!」ガシッ!!

エレン「え?!!」





157:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/08(木) 04:29:45 ID:6QydQQZ2

リヴァイ「……おい…」

エレン「ペ、ペトラさん…?!」アセッ

ペトラ「きゃーー!腕伸ばしたら兵長のお腹に届くぅうあぁああ!!」ギャーーー!!

オルオ「なんだと!ズルいぞペトラ!!」ドドド!!

リヴァイ「な…?!待てオルオ!」


\ ドカーン!! /


リヴァイ「……ッ!」

エレン「ぐはっ!」

ペトラ「ぶっ!!」

オルオ「よっしゃ!兵長の肩には届く!!」





158:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/08(木) 04:30:28 ID:6QydQQZ2

ペトラ「ちょっと!鼻ぶつけちゃったじゃない!」プンプン!!

オルオ「しかし今の俺には関係なかった…!」ギュウウウ

ペトラ「痛い!痛い!!」

エレン「ちょ、オルオさん落ち着いて下さい!」

エルド「………」ソワソワ

グンタ「………」ソワソワ

リヴァイ「…お前ら、もし来るなら…ゆっくり来い」

エルド「わ、わかりました!」バレタッ

グンタ「も、勿論です!」バレタナ!





159:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/08(木) 04:31:36 ID:6QydQQZ2

リヴァイ「………痛ぇ」

エレン「オルオさん!そんなに兵長引っ張ったら痛いですって!」

ペトラ「挟まれて息が…!出来ない…!」パタパタ!!

オルオ「じゃあ場所交代しろよ!」クワッ!!

エルド「早い者勝ちだろう!」アハハ!

グンタ「とりあえず皆、前の人の肩持たないか?」

エルド「…そうだな、このままじゃペトラが潰れる」

オルオ「ちっ…仕方ねぇな…」

エレン「え、か、肩ですか?!」アセッ!!





160:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/08(木) 04:32:39 ID:6QydQQZ2

リヴァイ「……悪くねぇな」ウン

エレン(思わず肩マッサージ開始してしまった…)モミモミ…

ペトラ「なんだか馬車みたいね?」

オルオ「俺らが荷台って言うのか…?」

エルド「じゃあ兵長が馬だな!」

グンタ「このまま部屋まで運んでもらうか!」アハハ!

オルオ「それいいじゃねぇか!!」グワッ!!

ペトラ「ナイスアイデア!!」グワッ!!





161:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/08(木) 04:33:25 ID:6QydQQZ2

エルド「馬の兵長!このまま部屋まで送って下さい!」

グンタ「荷台の俺たちは部屋に着いたら分離しますので!」

リヴァイ「……は?」

エレン「……え?」

ペトラ「兵長!ノリと勢いです!行きましょう!」

オルオ「後ろの荷馬車の部屋から行きましょう!」





162:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/08(木) 04:34:08 ID:6QydQQZ2

エルド「兵長は馬なので『パッカパッカ』って言って下さいね!」

グンタ「俺達は荷台だから『ガッタゴット』って言おうな!」

リヴァイ「……は?」

エレン「……え?」

ペトラ「兵長!ノリと勢いです!言っちゃいましょう!」

オルオ「よし…行くぞ!出発ー!進行!!」





163:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/08(木) 04:35:05 ID:6QydQQZ2

リヴァイ「……パッカパッカ」

エレペトオルエルグン
「「「「「ガッタゴット」♪」」」」

リヴァイ「……パッカパッカ」

エレペトオルエルグン
「「「「「ガッタゴット」♪」」」」





164:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/08(木) 04:35:56 ID:6QydQQZ2

エレン(な…なんだこれ…)ガッタゴット…

エレン(よく…わからない、けど…)ガッタゴット…





165:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/08(木) 04:36:52 ID:6QydQQZ2

リヴァイ「パッカパッカ」

エレペトオルエルグン
「「「「「ガッタゴット」♪」」」」

リヴァイ「パッカパッカ」

エレペトオルエルグン
「「「「「ガッタゴット」♪」」」」

リヴァイ「パッカパッカ」

エレペトオルエルグン
「「「「「ガッタゴット♪」」」」」

リヴァイ「パッカパッカ」

エレペトオルエルグン
「「「「「ガッタゴット♪」」」」」





166:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/08(木) 04:37:52 ID:6QydQQZ2

エレン(なんか…楽しくなってきた!)ガッタゴット♪

エレン(これも、キャッキャウフフなのかな?)ガッタゴット♪

エレン(そうだとしたら…流石先輩達だな)ガッタゴット♪

エレン(色んなキャッキャウフフを、知ってるんだ!)ガッタゴット♪

エレン(他にも色々あるのかな?教わりたいな…)ガッタゴット♪





167:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/08(木) 04:38:49 ID:6QydQQZ2

エレン(…でもきっと)

エレン(自然に体験させて貰えそうな気がする…)

エレン(それで…色々覚えたら)

エレン(また、あいつらと…)



エレン(キャッキャウフフしてみたい!)


〜 おしまい 〜





169:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/08(木) 05:52:39 ID:2Gz3r5mY

なんかいいですね。乙。





170:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/08/08(木) 06:15:27 ID:HyWXM6Sc

素晴らしい!
乙でした